【実測】格安SIMは遅い?4回線を同じiPhoneで朝・昼・夜に速度比較

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「格安SIMって安いけど、昼になると遅いって聞くし、ちゃんとつながるの?」と不安に感じる人も多いのではないでしょうか。料金が安くなっても、普段のスマホが使いにくくなってしまったら困りますよね。

そこで今回は、mineo・LINEMO・y.u mobile・楽天モバイル株主優待回線の4回線を、同じiPhone・同じ場所・近い時間帯で切り替えながら実際に測ってみました。

先にざっくり言うと、今回の測定では「安い回線だから全然使えない」という結果ではありませんでした。一方で、回線によって速度の出方や時間帯による変化にはかなり違いがありました。

特にLINEMOは、今回測った朝・昼・夕方〜夜・翌朝の下り速度が13.2〜32.3Mbpsでした。最高速度ではy.u mobileが上でしたが、料金を抑えつつ通信面でも大きく冒険したくない人にとっては、候補に入れやすそうな結果でした。

この記事では、難しい通信用語は後半にまとめています。まずは「実際にどれくらい速度が出たのか」「自分ならどの回線が合いそうか」だけ見てもらえれば大丈夫です。細かい数字が苦手なら、グラフと結論だけ追っても十分ですよ。

mineo、LINEMO、y.u mobile、楽天モバイル株主優待回線の時間帯別ダウンロード速度比較
同じiPhone・同じ場所・近い時間帯で測定した4回線の下り速度。楽天モバイル株主優待回線の初回朝は下り速度のみ採用。

まず結論|「格安SIMは安いからつながらない」とは限りませんでした

今回の結果を、スマホに詳しくない人向けにざっくりまとめるとこんな感じです。

  • LINEMO:朝・昼・夕方〜夜・翌朝で下り13.2〜32.3Mbpsでした。今回の測定では、時間帯をまたいでも下り速度が比較的まとまりました。
  • y.u mobile:初回朝に71.4Mbpsを記録しました。今回の測定で一番高い数字が出ました。
  • mineo:昼に3.85Mbpsと30.6Mbpsが出るなど、同じ時間帯でも差が大きく出ました。
  • 楽天モバイル株主優待回線:6.4〜23.0Mbpsを中心に測定できました。ただし、通常のRakuten最強プランとは別の特殊な回線です。
4回線の実測結果を初心者向けにまとめた比較カード
今回の実測で見えた4回線の特徴をざっくり整理。

ここで大事なのは、「一番速い回線を選べば正解」というわけではないことです。普段のWeb閲覧やLINE、動画などで困りにくいかに加えて、料金やデータ容量、自分がよく使う時間帯まで合わせて考えた方が選びやすくなります。

今回の4回線では、最高速度を重視するならy.u mobileが目立ち、料金と今回の下り速度のまとまりを合わせて見るならLINEMOが検討しやすいと感じました。ここからは、それぞれ実際にどうだったのかを順番に見ていきましょう。

LINEMO|安くしても普段使いできそう?今回の速度は13.2〜32.3Mbps

「スマホ代は下げたい。でも、安くしたせいで通信が使いにくくなるのは嫌」という人が、一番気になるところではないでしょうか。

LINEMOは今回、朝・昼・夕方〜夜・翌朝を通して下り13.2〜32.3Mbpsでした。少なくとも今回の測定では、他の回線で見られた2〜3Mbps台まで下り速度が落ち込む結果は出ませんでした。

LINEMO初回朝のCloudflare Speed Testで下り25.6Mbpsを記録した画面
LINEMO 初回朝の代表実測:下り25.6Mbps

もちろん、今回の一地点・短期間の結果だけで「LINEMOならどこでも速い」とは言えません。それでも、格安SIMやオンライン専用プランに対して「安い=ほとんどつながらないのでは」と心配している人には、少し安心材料になる結果ではないでしょうか。

料金は、LINEMOベストプランが3GBまで月額990円、3GB超〜10GBは2,090円です。30GBのベストプランVは月額2,970円で、5分以内の国内通話定額も付いています。LINEのトークや音声通話・ビデオ通話などがデータ消費の対象外になる「LINEギガフリー」もあります。

「毎月のスマホ代は抑えたい」「LINEはよく使う」「店舗サポートがなくても自分で申し込める」という人なら、今回の4回線の中でも候補に入れやすい選択肢だと思います。「格安SIMはちょっと不安」という人も、まず候補に入れて比較してみてよさそうです。

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なお、通信速度は場所・時間・混雑状況によって変わります。今回も後半で説明する通信品質の数値には一時的に大きく揺れた測定があるため、「常に安定する」と断定できるものではありません。このあたりも隠さず後半で紹介します。

mineo|安さやサービスは魅力。今回は時間帯による差もありました

mineoで一番気になったのは、同じ昼でも速度がかなり変わったことです。今回の下り速度は2.28〜30.6Mbpsで、昼の2回は3.85Mbpsと30.6Mbpsでした。

mineoの朝、昼、夕方から夜、翌朝のダウンロード速度
今回のmineo実測。昼の2回で大きな差があり、夕方〜夜は2.28Mbpsだった。

3.85Mbpsと30.6Mbpsでは、同じ「昼のmineo」でも印象がかなり違います。格安SIMでよく聞く「昼は遅くなりやすいことがある」という不安を考えるなら、今回のmineoは時間帯との相性をしっかり見ておきたい結果でした。昼休みによくスマホを使う人は、少し気にしておくとよさそうです。

mineo昼1回目のCloudflare Speed Testで下り3.85Mbpsを記録した画面
mineo 昼①:下り3.85Mbps
mineo昼2回目のCloudflare Speed Testで下り30.6Mbpsを記録した画面
mineo 昼②:下り30.6Mbps

一方でmineoは、3GB・7GB・15GB・30GB・50GBから容量を選べ、余ったデータの繰り越しや独自のパケット関連サービスも特徴です。速度最優先ではなく、料金・容量・独自サービスまで含めて自分好みに使いたい人には面白い回線だと思います。

mineo初回朝のCloudflare Speed Testで下り8.86Mbpsを記録した画面
mineo 初回朝の代表実測:下り8.86Mbps

y.u mobile|今回の最高値は71.4Mbps。U-NEXTを使う人にも特徴あり

今回もっとも高い下り速度が出たのはy.u mobileで、初回朝に71.4Mbpsを記録しました。昼は14.9〜20.0Mbps、夕方〜夜は19.8〜22.5Mbps、翌朝は32.7Mbpsでした。

y.u mobile初回朝のCloudflare Speed Testで下り71.4Mbpsを記録した画面
y.u mobile 初回朝の代表実測:下り71.4Mbps。今回の測定値では最高だった。

ただし、これは今回測った場所・時間で71.4Mbps出たという意味で、全国どこでもy.u mobileが一番速いという意味ではありません。最高速度ランキングとして見るより、「この条件ではしっかり速度が出た回線のひとつ」くらいに考えてもらうのがよさそうです。

サービス面では、シングルが月額1,070円、U-NEXT込みの「シングル U-NEXT」が月額2,970円です。余ったギガは100GBまで有効期限なしで繰り越せ、音声通話SIMにはスマホ修理費用保険も付きます。U-NEXTを使う人や、余ったギガを無駄にしたくない人には分かりやすい強みがあります。

楽天モバイル株主優待回線|今回の結果は参考値として見てください

今回測った楽天回線は、通常契約できる「Rakuten最強プラン」ではなく、楽天グループの株主優待として提供される音声+データ30GB/月の回線です。そのため、通常の楽天モバイルを検討している人の速度と同じものとしては扱っていません。

楽天モバイル株主優待回線の初回朝で下り9.51Mbpsを記録した参考画面
楽天モバイル株主優待回線 初回朝の参考画面。下り9.51Mbpsのみ正式採用。

今回の採用値では6.4〜23.0Mbpsを中心に推移しました。初回朝の画面には一部不自然な単位表示があったため、こちらで勝手に補正せず、正常に確認できた下り9.51Mbpsだけを比較に使っています。

第29期の株主優待では、対象株主に音声+データ30GB/月の回線を6カ月無料で提供し、継続要件を満たす場合は追加6カ月の無料提供が案内されています。株主優待を使える人が「実際どれくらい通信できた?」を見るための参考データとして見てもらえれば十分です。

結局どれが合いそう?難しく考えずに選んでみましょう

こんな人今回の候補理由
安くしたいけど、通信面で大きく冒険したくないLINEMO今回の下り速度が13.2〜32.3Mbpsで比較的まとまり、3GBまで990円。LINEギガフリーもある
今回の実測で速度の高さを重視したいy.u mobile初回朝71.4Mbpsで今回の最高値。U-NEXTやデータ繰り越しにも特徴
料金・容量・独自サービスを細かく選びたいmineoプランやパケット関連サービスが豊富。ただし今回は時間帯差が大きかった
楽天の株主優待を利用できる楽天モバイル株主優待回線通常契約とは別枠。対象株主なら無料提供期間を活用できる

格安SIMやオンライン専用プランが初めてで、「安くしたいけど、つながらないのは怖い」という人なら、今回の結果ではLINEMOから検討すると分かりやすいと思います。最高速度だけならy.u mobileの方が高かったですが、LINEMOは料金・LINEギガフリー・今回の下り速度のまとまりを合わせて考えやすいです。「結局どれから見ればいい?」と迷ったら、まずLINEMOを基準に比べてみるのも一つの方法です。

実測値を詳しく見たい人へ|4回線の下り速度一覧

ここから先は、細かい数字や測定方法まで確認したい人向けです。回線選びのざっくりした判断だけなら、ここまで読めば十分です。「細かい数字はもういいかな」という人は、まとめまで飛ばしても大丈夫ですよ。

回線初回朝夕方〜夜翌朝
mineo8.863.85 / 30.62.287.88
LINEMO25.614.8 / 16.313.2 / 23.332.3 / 20.1
y.u mobile71.414.9 / 20.019.8 / 22.532.7
楽天モバイル株主優待回線9.51※6.4 / 19.210.8 / 23.010.6 / 18.2
単位:Mbps。※楽天モバイル株主優待回線の初回朝はCloudflare画面に一部単位異常があったため、Download 9.51Mbpsのみ採用。

測定条件|なるべく回線以外の差を減らして測りました

同一人物、同一地点、同一iPhoneなど今回の速度測定条件
端末や場所の違いをできるだけ減らし、4回線を近い条件で測定。
  • 同一人物
  • 同一地点
  • 同一iPhone
  • 同一ブラウザ
  • Wi-Fi OFF
  • VPN OFF
  • Cloudflare Speed Testを使用
  • 朝・昼・夕方〜夜・翌朝に、近い時間帯で4回線を切り替えて測定

完全な実験室のように条件を固定できるわけではありませんが、「端末や場所が違うから速さが違った」という影響をできるだけ減らすために、この条件でそろえました。Cloudflare側の測定サーバーや通信経路は自動選択なので、ネットワーク経路まで完全に同一ではありません。

測定途中だったものや、回線表示が明らかに一致しなかったデータは集計から外しています。

気になる人向け|速度以外の通信品質も確認しました

スマホの使いやすさは、ダウンロード速度だけで決まるわけではありません。今回は補助的に、データの取りこぼし(Packet Loss)通信タイミングの揺れ(Jitter)も確認しました。

名前は難しそうですが、ここは「速度が出ていても、一時的に通信が乱れることはある」くらいに考えてもらえれば十分です。数字の意味まで覚える必要はありません。

mineo、LINEMO、y.u mobile、楽天モバイル株主優待回線のPacket Loss最大値比較
今回観測したPacket Lossの最大値。平均値ではなく、測定中でもっとも大きかった値。
回線Packet Loss 最大Jitter 最大
mineo1.8%47.3ms
LINEMO20.8%126ms
y.u mobile3.4%44.5ms
楽天モバイル株主優待回線13.7%226ms
今回の採用データで観測した最大値。通常時の平均的な通信品質を示す数値ではない。

LINEMOと楽天モバイル株主優待回線では、大きな値が出た測定もありました。ただし、これは平均値ではなく今回観測した最大値です。1回の大きな値だけで「この回線はいつも不安定」と判断することもできないため、今回の比較では補助材料として扱っています。

よくある質問

格安SIMって、やっぱりつながりにくいの?

「格安SIMだから全部つながりにくい」と一括りにはできません。今回も回線や時間帯によってかなり違いが出ました。少なくとも今回測った4回線は、すべての測定で「ほとんど通信できない」という結果だったわけではありません。

今回、一番速かった回線はどれ?

今回の採用データでは、y.u mobileの初回朝71.4Mbpsが最高でした。ただし、一地点・短期間の結果なので「y.u mobileが全国で一番速い」という意味ではありません。

LINEMOなら安心して使える?

場所や時間によって通信状況は変わるため、「必ず大丈夫」とは言えません。ただ、今回の下り速度は13.2〜32.3Mbpsで、測定した4つの時間帯では極端に低い下り速度は出ませんでした。料金を下げたいけれど通信面が不安、という人が検討する材料にはしやすい結果だったと思います。

同じ回線でも短時間で速度が変わるのはなぜ?

基地局や回線の混雑、電波状況、接続先、測定サーバーや通信経路など、複数の要因で変わります。今回のmineo昼3.85Mbps→30.6Mbpsのように、近い時間帯でも差が出ることがあります。

まとめ|格安SIMが不安なら「実際の数字」を見ながら選んでみましょう

「格安SIMは安いけど、ちゃんとつながるのかな?」という不安から今回4回線を測ってみましたが、少なくとも「安い回線はどれも使いものにならない」という単純な結果ではありませんでした

その中でも、今回のLINEMOは下り13.2〜32.3Mbpsで比較的まとまり、3GBまで月額990円から使えます。LINEギガフリーもあるので、スマホ代を抑えたいけれど格安系の通信に少し不安がある人には、最初の候補として考えやすいと思います。

もちろん通信状況は場所や時間で変わるので、今回の数字が全国共通の結果というわけではありません。それでも、実際に同じiPhone・同じ場所で比べてみると、回線ごとの違いはかなり見えてきました。「思っていたより普通に使えそう」と感じた回線があれば、料金や特典も合わせて検討してみるくらいの気軽さで選んでみてもいいと思います。


料金・サービス情報について

料金・プラン・株主優待等のサービス情報は2026年8月6日時点で各社公式情報を確認しています。料金・特典・提供条件は変更されることがあるため、申込時には最新条件も確認してください。

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